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については、速やかに相対運動表示に切り替えることができ、かつ、その表示区別が明示されること。
5.追尾中の目標の予測される針路及び速度は、ベクトル又は図形により明示されるものとし、かつ、次によること。
(一)ベクトルによって表示するものにあっては、真ベクトル表示(地表を基準とする目標の針路及び速度のベクトル表示をいう。以下同じ。)及び相対ベクトル表示(船舶を基準とする目標の針路及び速度のベクトル表示をいう。以下同じ。)ができること。
(二)図形により表示するものにあっては、真ベクトル表示又は相対ベクトル表示ができること。
(三)ベクトル表示の予測時間が調整できるものにあっては、その時間を表示できること。
6.表示面上において、追尾中の目標は、その他の目標と区別可能な方法により表示されること。
7.8分間以上継続して追尾している目標について、4以上の等時間間隔の過去の位置を表示できること。
8.追尾中の目標に係る次の事項を速やかに数字又は文字により表示できること。
(一)目標までの距離
(二)目標の方位
(三)目標と船舶との最接近予測距離(以下「CPA」という。)
(四)目標と船舶とが最接近するまでの予測時間(以下「TCPA」という。)
(五)目標の真針路
(六)目標の真速度
9.追尾中の目標が消失した場合(距離レンジの範囲外に去った場合を除く。)は、そのことを表示するとともに、その目標の消失位置を表示できること。
10.目標を捕そく後及び追尾中の目標又は船舶が避航操船を完了後、1分以内にベクトル又は図形により目標の移動の傾向を表示し、かつ、3分以内にベクトル又は図形及び8に掲げる事項の表示により目標の移動を予測できること。
この場合において、表示の精度は別表第1号に掲げる各状況において、別表第2号に示す誤差を有する入力信号を加えたときに、次のとおりとす

 

 

 

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